男子5000m決勝
工藤:続いては男子の5000mの決勝です。

工藤:世界記録保持者のケネニサ・ベケレです。
金:はい、10000に続いて2種目制覇なるかどうか注目ですね。

工藤:そして、ケニアのエリュード・キプチョゲは去年の大阪世界選手権は銀メダル。
金:はい。
工藤:アテネオリンピックは銅メダル。
金:銅メダルですね。

工藤:ケニア、エドウィン・チェルヨト・ソイ。
工藤:この選手も、今年はあの〜ワールドアスレチックファイナルツアーで勝ってます。

@号砲
工藤:スタートをしました。
工藤:トラック12周半をします、15人がスタート。
工藤:まず2グループに分かれて行っています。
金:まず最初はですね。
工藤:はい。
金:位置取りもありますので入りはね、早いですよこれは。
工藤:早い飛び出しですね。
金:さぁ、この後どうなるかですね。
工藤:今、あのレーンずつの紹介ではご紹介出来なかったんですが
金:ラガト選手も出てますね。
工藤:ラガトがいますよね。
金:今回1500mでですね。
工藤:はい。
金:決勝まで進めませんでした。
工藤:はい。
金:ただこの5000にそのリベンジをかけているかどうかですね。
工藤:ラガトが今、内側を走って3人目から4人目の所につけています。
工藤:アメリカのバーナード・ラガット。
金:前回のアテネオリンピック…
工藤:はい。 金:この5000mを制したのは1500mをですね、
工藤:はい。 2種目を制したモロッコのエルゲルージュ選手なんですが…
工藤:はい。
金:やはりあの1500mの方のスピードの方が勝りますので、
工藤:ええ。
:あのベケレ選手をですね…0コンマ何秒でかわしたんですよね。
工藤:ええ。
工藤:そのケネニサ・ベケレがあの激しい競り合いの中でエルゲルージュに敗れたんですね。
工藤:そしてそのエルゲルージュが一線を退いた中で、 10000mを獲ったケネニサ・ベケレの二冠がなるかどうか?
工藤:この選手です。

工藤:残り8周、3200mを残しています。
工藤:今62.02まで上がってきました。
金:はい。
工藤:これぐらいのペースになってきますと、 今度はまあオリンピック記録を上回るペースになっています。
金:そうですね。

工藤:さぁ、少しずつそのひっぱっていく方はいいかもしれませんが、 ついてていって揺さぶりをかけられる方はかなりエネルギーを消耗しますかね?
金:ただね、さすがにね…
工藤:はい。
金:この決勝に進んでいる選手達…今62秒に上がってもですね、 10000mでしたらもうかなりの人数減ってくると思うんですが…ついてますよね。
工藤:今、2kmを通過。
工藤:この1km、2分36.80。
金:はい。
工藤:そしてまた先頭が変わりましたね。
金:そうですね。
:2000mを通過しましたので、かなり本格的なペースアップになってきました。
金:チェルコス選手が出てきましたね。
工藤:はい。
工藤:小柄らなエチオピアの18号のアブラハム・チェルコスが前に出ました。
:相変わらず上位3番まではエチオピア勢が占めています。

工藤:今度はケネニサ・ベケレが先頭に立ちました。
金:もうベケレ選手が出ましたね。
金:これはかなり早い段階でのロングスパートですよ。

工藤:さぁ、ケネニサ・ベケレが出始めました。
工藤:残り2000を切った所で出始めました。
工藤:そしてエチオピア勢の1.2.3という様相から変わって今度はケニアが、ケニア勢が続いてきました。
工藤:ケニア勢のベンゴシワ、そしてキプチョゲ、キプチョゲがこれからどう出るか?
金:
工藤:そして、ソイです。
金:この展開はね、ベケレ選手にとっては珍しいですよ。
金:残り2000mからこうやってね、先頭を引っ張るというのはこれまで無かったですから。
工藤:エチオピアの2人がかなり後ろに下がりました。
金:ベケレ選手としてはエチオピア自分1人しか残っていませんから是が非でも優勝したい気持ちなんでしょうね。
金:後の2人は思いのほか速いペースだったということでしょうかね?
工藤:ロンゴシュワとキプチョゲです。
金:ラガト選手ついてますね。
工藤:残り後3周。
金:いやぁー、また上がりました。
金:今の一周61秒ですよ。
工藤:さあ今度はこのペースについて来てみろというところでしょうが、ラガトが?
金:ちょっと離れましたね。
:今、4人に絞られそうです。
工藤:この1km、2分31秒。
工藤:4000m通過してあと1000mの勝負になってきました。
金:今ですね4000mを10分32秒で通過しまして、今の1000mを2分31秒ですから、 金:これね、12分台で行く可能性ありますよ。
工藤:この400mはなんと60秒84秒。
工藤:13分05秒59がサイド・アウィタ、モロッコのオリンピック記録。
工藤:これは84年。
工藤:さぁ、そして今ウガンダのキプシロが後ろに下がり始めました。
金:とうとう3人に絞られますね。
金:ここまでベケレ選手、力を溜めるというよりは自分で引っ張ってきてますので
金:残り1周の400をですね、55秒切る力が残っているかどうか。
金:いい時にはこの直線が出て行くこともありますよね。
工藤:ああっと、今の1周も60秒94!
金:まだ力残ってましたね。
工藤:付いていくのはこれでキプチョゲ1人になってきた。
工藤:そして1位と2位の差も離れ始めましたー。
工藤:引っ張って引っ張ってなおもこの力が残っていた。
工藤:ケネニサ・ベケレ、強い!!
金:いやぁーまだ出ますよ、まだスピード上がりますよ。
工藤:さぁ、今記録は12分30秒になって残り200!
金:ああ、これはやはり12分台出ますね。
工藤:12分台が出るか?
工藤:出ればオリンピック新記録だ。
工藤:そして2冠達成だ。
工藤:もう笑顔が見えた。
工藤:もう笑顔が見えた。
工藤:最後の直線を前にして勝利を確信した!
工藤:2冠を確信した!
工藤:強い!!
金:いやぁー、素晴らしい。
工藤:レースを引っ張って、そして突き放して、圧倒的。
工藤:そしてタイムは…
金:完全に12分台です。
工藤:12分台で2冠を達成しましたケネニサ・ベケレ!
金:オリンピックレコード。
金:いやぁー、驚くべき強さ。
工藤:最後の一周53秒87と出ました。
金:力残ってましたね。
金:今回はあれほどですね、先頭引っ張ってましたから少し疲れたかなと思っていたんですが…
金:全くいつも通りでしたね。

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