男子10000m決勝
進行:on your mark.
佐藤:日本からは竹澤健介、そして前田和浩が登場します。
@号砲

金:日本の選手…ちょっと…うわぁ〜厳しい状態ではありますが…

8000m付近
佐藤:エチオピアとエリトリア。
佐藤:30年に及ぶ独立闘争を行ってきましたライバルです。
佐藤:さあ、先頭集団、4人。
佐藤:ダビリも遅れた。
佐藤:ケニアのダビリも遅れました。
佐藤:さあ、これでエチオピアの独占はなくなったようです。
佐藤:4人の先頭集団に変わりました。
佐藤:先頭はエリトリア、青いユニフォームはタデッセ。
佐藤:そしてその後ろ、緑のユニフォーム、赤いパンツがベケレ。
佐藤:更に、常に、ベケレの後ろを走ってきたシヒネが3番手につけて。
佐藤:そして、日本で活躍するケニアのマサシが4番手につけています。
金:いや〜、これはね、タデッセ選手…
佐藤:はい。
金:の思惑通りと思いますよ。
金:「エチオピアにメダル独占されまい」として…
佐藤:はい。
金:細かい揺さぶりをかけてますが…、
佐藤:ええ。
金:もうこれでゲブレマリアム選手が離れましたので。
金:エチオピア勢2人、後残りはケニアのね、日本で活躍しているマサシ選手だけですからね。
佐藤:はい。
金:これはもうタッセタデッセ選手にとっては、もうメダル、かなり濃厚ですよ。
佐藤:4人の集団に変わりました。
佐藤:さぁ、誰が脱落するか?
佐藤:4人の集団、エリトリア、タデッセ先頭。
佐藤:そして長距離皇帝ベケレは2番手。
佐藤:内側はエチオピア、シヒネ。
佐藤:そして、外側、ケニアのマサシ。
佐藤:マサシもこれ、可能性ありますね〜。
金:可能性ありますね〜。
金:ひょっとするとマサシ選手、
金:「残り1周…の勝負だとちょっと敵わないな」という所で途中で前に出て来るかもしれませんね。
佐藤:はい。
佐藤:8400mを通過。
佐藤:今、竹澤が8000mを通過しました。
佐藤:今、竹澤、8000を通過。
佐藤:現在15位です。
佐藤:現在竹澤は15位、前田は17位を頑張って走っています。
佐藤:さぁ、先頭は…8400mを通過。

佐藤:竹澤も現在15位を頑張っている。
佐藤:先頭集団の後ろ、竹澤の姿。
佐藤:8000mを通過していきました。
佐藤:さぁ先頭集団…タデッセ、そしてベケレがもう何時でもスパート出来る体勢に変わりました。
佐藤:タデッセ、ベケレ、シヒネ、マサシ。
佐藤:エリトリア1人、そしてエチオピア2人。
佐藤:ケニアのマサシがここで外側に出て来ました。
金:そうですね。
金:マサシ選手にとってはてすね。
佐藤:はい。
金:一つの勝負というのは、ロングスパートだと思うんですよ。
佐藤:ええ。
金:ああ、出て来ました、やはり。
佐藤:ケニアのマサシ。
金:ああ、来ましたね。
金:ああ、ロングスパートかけて来ましたね。
佐藤:日本のスズキ自動車で活躍をしているマサシがスパート。
佐藤:マサシがスパート。
佐藤:マサシ、スパート。
佐藤:8800mを今、通過。
金:ああ、タデッセ選手遅れた。
佐藤:そうですね、タデッセ遅れた。
佐藤:エリトリアのタデッセ遅れた。
佐藤:マサシ、そしてエチオピアのベケレ、更にはシヒネ。
佐藤:この3人の集団に変わりました。
佐藤:日本で活躍をするスズキのマサシ。
佐藤:このマサシが、この日本、大阪の地で現在先頭を引っ張っています。
佐藤:間も無く9000mを通過。
佐藤:さぁマサシもこれはメダルが可能性濃厚ですね〜。
金:いや、可能性濃厚ですね〜。
金:ただタデッセ選手も、残り1周のスパート持ってますからね。
佐藤:今、9000mを通過。
佐藤:この1000mは2分40秒99で来ました。
佐藤:さぁ残り1000mの勝負だ。
佐藤:ケニアのマサシがスパート。
佐藤:更にペースを上げている。
佐藤:この直線を終えますと、残り2週という事になります。
佐藤:ケニアのマサシ、そして追ってシヒネ、更にはベケレは?
佐藤:これは大丈夫でしょうか、金さん?
佐藤:少し遅れた。
佐藤:1mから2m差があるように見えますが、いかがでしょうか?
金:そうですね。
金:ま、いつものベケレ選手のような余裕がかなりあるという感じではないですね。
金:ちょっと表情も苦しくなりましたね。
佐藤:この1周は61秒で来ました。
佐藤:先頭、ケニアの赤いユニフォームはマサシ。
佐藤:そして、シヒネが追っている。
佐藤:長距離皇帝、これが3連覇を狙っているベケレは1m遅れているように見えます。
佐藤:残り2周だ。
佐藤:ベケレは少し離された。
佐藤:2m差で追っているが、ベケレの力はどうか?
佐藤:金さん、この差ですが?
金:さぁ、ちょっと苦しいですが…
金:最後の残りのね、ホント1周で切り替える力…ベケレ選手持ってますからまだわかりませんよ。
佐藤:日本の前田も頑張っています。
佐藤:さぁマサシ、そしてシヒネ。
佐藤:ベケレは少し遅れた。
佐藤:ベケレは最後の1周でどんな力を見せるのか?
佐藤:長距離皇帝がピンチだ!
佐藤:残り500m。
佐藤:日本で活躍をする赤いユニフォーム、ケニアのマサシ。
佐藤:そしてエチオピア、シヒネ。
佐藤:エチオピアのシヒネという…名前は勝利という文字です
金:さぁ、残り1周。
佐藤:さぁ、残り400m。
@残り1周を告げる鐘
佐藤:3人の争いだ。
佐藤:ベケレが付いた。

佐藤:シヒネが先頭に立ちました。
金:いやぁ〜、これはね、ハイレベル…。
金:あぁ、ベケレ選手出てきますね、やはり。
金:やはり、出てきますね。
佐藤:ベケレも行った。
佐藤:やはり、シヒネとベケレ!
佐藤:男子10000m決勝、残り300m。
佐藤:マサシは遅れた。
佐藤:エチオピアの争い。
佐藤:エチオピアの伝統とこれを継承するエチオピア。
金:あぁ、これはシヒネ選手の方が今日は有利かもしれません。
佐藤:さぁ〜、シヒネ。
佐藤:追ってベケレ。
佐藤:その差は2m。
佐藤:残り200m。

佐藤:シヒネが遂にベケレを破るか?
金:いやぁ〜、しかしまだベケレ選手残ってる。
金:足残ってる。
佐藤:ベケレ追っている、ベケレ追っている。
佐藤:ベケレ来た!
佐藤:抜いた!!
金:いやぁ〜、凄い!
佐藤:残り100m。

佐藤:長距離皇帝…やはり強かった。
佐藤:溜めていた。
金:いやぁ、ギ…ギアがひと…1つ違いますね〜、これは。
佐藤:強いベケレ。
佐藤:ケネニサ・ベケレ。

佐藤:これがベケレの伝説、3連覇達成〜!!
佐藤:世界最強ランナー、ケネニサ・ベケレ、ここ大阪で3連覇達成!
佐藤:見事なスパートでした。
佐藤:シヒネがまた2位。
佐藤:そして、ケニアのマサシが3位に入りました。

金:いやぁ〜、素晴らしいですね。
金:実際ベケレ選手、今日ですね。
佐藤:はい。
金:思ったよりハイペースで、久しぶりの10000mだから、苦しかったと思うんですが…。
佐藤:ええ。
金:ただ残り1周はやはり他の選手とギアが1つ違うんですよね。
佐藤:はい。
金:流石に、ラスト1周55秒で今日もマーク…カバーしましたね。
佐藤:凄いですね。
金:凄いですね。
佐藤:恐らく金さん、
金:はい。
佐藤:最後2周は相当苦しかったと思います。
金:苦しかったと思います。
佐藤:はい。
金:今日は…あの…エリトリアの残念ながら4位でしたが、タデッセ選手が…
佐藤:はい。
金:「もうエチオピアの選手を、兎に角引き離そう」という細かい揺さぶり。
佐藤:はい。
金:そして、マサシ選手も「残り1周では敵わないのでロングスパートしよう」 というマサシ選手のでロングスパート。
金:その2つのね、2段パンチがかなりキツかったと思うんですが。
佐藤:はい。
金:流石に、もう残り1周のね、ホントに、スプリントの能力は全く他を寄せ付けませんでしたね。
佐藤:ええ。

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